社名 | ニプロ株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市北区本庄西3-9-3 |
電話番号 | 06-6372-2331 |
代表者 | 代表取締役社長 佐野 實 |
URL | http://www.nipro.co.jp/ja/index.php |
創立 | 昭和29年7月8日 |
資本金 | 580億円 |
事業内容 | 医療機器、医薬品、ガラス製品の製造販売 |
ニプロといえば、ダイアライザーで有名で、国内ではトップシェアを誇ります。ダイアライザーとは、人工腎臓の事で、人工透析に用いられます。 人工透析とは、機能しなくなった腎臓の代わりに、人工的に腎臓機能を代替する治療法の事です。
ニプロは2010年よりインドにて、100億円もの資金を投じ大規模な医療機器工場の建設に着手しました。2012年には稼働する予定で、 この工場が完成すれば、より低コストで人工腎臓の大量生産が可能になり、世界でトップシェアを目指すための強力な武器となるでしょう。
人工腎臓で有名なニプロも、はじめから人工腎臓の開発をしていたわけではありません。ニプロは、もともと日本硝子商事株式会社という社名で、アンプルガラスの販売をしていました。
アンプルガラスの販売から着実に事業を拡大し、複数回にわたるM&Aを繰り返す中で、現在の社名「ニプロ」となり、メイン事業も人工腎臓メーカーへとシフトしました。
M&Aと聞くと、ライブドア事件の影響もあり、あまり良いイメージが持たない人が多いかもしれません。しかし、本来M&Aは、企業が成長するために非常に有効な事業戦略のひとつです。 現にニプロは、M&Aにより、世界でトップを争うダイアライザーメーカーへと成長しました。
企業が成長するか衰退するかは、経営者の経営理念が大きく影響すると思います。ただ儲かれば良いといった「志」のない経営理念では、一時の成功はあっても長続きはしないと思います。 きっと、ニプロの経営者には、ぶれない志があるのだと思います。