不景気に強い医療機器業界

医療機器業界は不景気に強い?

医療機器業界は他の業界に比べ、不景気に強いと言われています。医療機器業界は、生命に関わる仕事であるため、ニーズがなくなることはありません。

なくなることのないニーズが下支えしている

不景気で給料が減れば、買い控えをして出費を減らそうと思いますが、 いくら出費を減らしたいからといっても、病気になってしまったら病院へ行くしかありません。 ちょっとした風邪ぐらいであれば我慢してしまう人も多いと思いますが、大きな病気の場合はそうもいきません。

病院の6割は赤字という現実

不景気に強いと言われる医療機器業界ですが、医療機器メーカーの主な取引先である病院はというと、景気が良いとは言えないようです。 高齢化社会を迎え、休みなく稼働している病院でも赤字に陥ってるケースが少なくありません。

なぜ病院がこんな状況に追い込まれているかというと、近年、立て続けに行われた診療報酬の引き下げが背景にあります。診療報酬が引き下げられたという事は、更に稼働率を上げなければなりません。 しかし、病院は慢性的な人手不足に陥っているところが多く、稼働率を上げたくとも上げれないというのが現状のようです。

提言!

赤字の状態が続けば、病院のスタッフに無理な労働を強いる事になります。無理な労働が続けば、医療ミスを引き起こしかねません。診療報酬の見直しや補助金を交付など、行政の一刻も早い対応を望みます。